2010年 03月 08日
燃料電池FC(FUEL CELL) |
エコのテーマが続いております。
そんな中、6日のNHK総合テレビ、朝9時の経済番組に新日石の渡会長が出演されました。
テーマは新日本石油の再生可能エネルギー事業の紹介です。
3日から5日の間にビッグサイトで開催されたPV、FC、二次電池展で、ENEOSブースに展示されていた、未来の街のエネルギー供給モデルを使いながら、「エネルギースタンド」(右側のガソリンスタンド風のところ)から水素ガス配管が延伸して、各建物の燃料電池に水素を供給する。
もちろんスタンド内には燃料電池自動車への水素供給設備や、電気自動車への急速充電設備もあります。
戸建の家を含めた全ての建物には燃料電池とENEOSの太陽電池が設置され、電気系統はスマートグリッドで連携する。
ちなみに展示会で紹介されていた燃料電池のモデルをご覧下さい。
緑色の燃料配管からLPGが供給され、右端の改質装置で水素が分離されて中央上部の燃料電池に供給されて電気と熱が発生します。
電気は左側のパワーコンディショナーで交流に変換されて電力会社の配電線に接続され、供給されます。
副生物のお湯は、下側の配管を通じて近くに設置された温水タンクで貯蔵されて、給湯や暖房に供用される。
番組で渡会長は、2015年までに家庭用の燃料電池の価格を50万円にすると仰っていました。
実現すれば25%削減もあながち無理筋ではなくなるかも知れません。
ハイブリッドを始めとした燃費の良い車が増加し、都市ガス配管の延伸に伴って産業用燃料油の販売が減少しており、石油業界はかつての石炭業界のような衰退を避けるために、劇的な変化を要求されています。
ぜひ新日本石油(J-Xホールディング)を先頭とする石油業界には、エネルギー転換の時代を乗り切ってもらいたいと思います。
そんな中、6日のNHK総合テレビ、朝9時の経済番組に新日石の渡会長が出演されました。
テーマは新日本石油の再生可能エネルギー事業の紹介です。
3日から5日の間にビッグサイトで開催されたPV、FC、二次電池展で、ENEOSブースに展示されていた、未来の街のエネルギー供給モデルを使いながら、「エネルギースタンド」(右側のガソリンスタンド風のところ)から水素ガス配管が延伸して、各建物の燃料電池に水素を供給する。
もちろんスタンド内には燃料電池自動車への水素供給設備や、電気自動車への急速充電設備もあります。
戸建の家を含めた全ての建物には燃料電池とENEOSの太陽電池が設置され、電気系統はスマートグリッドで連携する。
ちなみに展示会で紹介されていた燃料電池のモデルをご覧下さい。
緑色の燃料配管からLPGが供給され、右端の改質装置で水素が分離されて中央上部の燃料電池に供給されて電気と熱が発生します。
電気は左側のパワーコンディショナーで交流に変換されて電力会社の配電線に接続され、供給されます。
副生物のお湯は、下側の配管を通じて近くに設置された温水タンクで貯蔵されて、給湯や暖房に供用される。
番組で渡会長は、2015年までに家庭用の燃料電池の価格を50万円にすると仰っていました。
実現すれば25%削減もあながち無理筋ではなくなるかも知れません。
ハイブリッドを始めとした燃費の良い車が増加し、都市ガス配管の延伸に伴って産業用燃料油の販売が減少しており、石油業界はかつての石炭業界のような衰退を避けるために、劇的な変化を要求されています。
ぜひ新日本石油(J-Xホールディング)を先頭とする石油業界には、エネルギー転換の時代を乗り切ってもらいたいと思います。
by wasitaka
| 2010-03-08 19:10
| 日本のことエコ
|
Comments(2)
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by
akiotakahashi at 2010-03-09 07:26
エネルギー情報の収集のご活動ご立派です。
水素社会が本当に効率的で環境に良く、未来があるか、何時も疑問に思っており、ご専門のご見解をお聞きしたいです。
①水素を作るのに特別に処理したガス・LPG・灯油の原料を製造エネルギーは ②改質装置は運転開始、停止のエネルギーロスが大きいのでは ③燃料電池からの熱(お湯)を100%使えるかなど
水素社会が本当に効率的で環境に良く、未来があるか、何時も疑問に思っており、ご専門のご見解をお聞きしたいです。
①水素を作るのに特別に処理したガス・LPG・灯油の原料を製造エネルギーは ②改質装置は運転開始、停止のエネルギーロスが大きいのでは ③燃料電池からの熱(お湯)を100%使えるかなど
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by
wasitaka at 2010-03-09 11:09
>akiotakahashiさん、ありがとうございます。
ご質問の①はバイオ燃料にも通じることですが、具体的な数字は公開されていません。水素は製油所などの大型設備で製造して、水素スタンドに運搬すれば効率的でしょう。②はこれまでの運転実績で総合効率が証明されていますから、ロスを考慮しても従来のものよりも明らかに高効率です。③はFCの運転はお湯の需要に合わせて運転するので、基本的に使われることになります。
ご質問の①はバイオ燃料にも通じることですが、具体的な数字は公開されていません。水素は製油所などの大型設備で製造して、水素スタンドに運搬すれば効率的でしょう。②はこれまでの運転実績で総合効率が証明されていますから、ロスを考慮しても従来のものよりも明らかに高効率です。③はFCの運転はお湯の需要に合わせて運転するので、基本的に使われることになります。