2014年 04月 08日
平穏死 |
「平穏死」という言葉をご存知でしょうか。
私は先日アップした「尊厳死」や「安楽死」は知っていたものの、この「平穏死」という言葉と10日前にネットで出会って、早速この3冊の書籍を通販で購入しました。
一言でいうと、病院で色々な延命措置を受けずに、自宅や老人ホームなどで息を引き取る別れ方です。
多くの方々は自宅で息を引き取りたい、という希望はあるものの、現実的には圧倒的に病院で亡くなっているケースが多いと言われています。
死因に「老衰」という言葉が減っているのはそのためだそうです。
私の場合は祖父母4名全員が自宅で「老衰」で亡くなり、最後は昭和41年に母方の祖母が息を引き取る時に終始付き添いました。
実に穏やかな亡くなり方で、最後は私の母を含む娘3人が枕元で、民謡を一緒に歌いながら静かに息が途絶えて行きました。
そのシーンは今でもしっかりと脳裏に焼き付いています。
一方で最近の現実は、非常事態に救急車を呼んで病院に駆け付けた場合、まずは救命措置が図られ、次いで人工呼吸器や胃ろうなどの延命措置がとられて、管に繋がれながらそこそこ延命されて病院で亡くなるのが圧倒的に多いそうです。
特に認知症気味の方の場合、誤嚥による肺炎などに感染して胃ろうを施されることが多く、約30万人もの方がおられるとか。
一人当たりの年間の胃ろうの治療費用は約5百万円と言われていますから、これだけで1.5兆円もの医療費が費やされているそうです。
私は自分の去り方を家族とよく話し合いながら、延命措置だけは絶対にしないよう明言しますし、文書を残します。
自宅で息を引き取れるかどうかは、状況次第ですね。
私は先日アップした「尊厳死」や「安楽死」は知っていたものの、この「平穏死」という言葉と10日前にネットで出会って、早速この3冊の書籍を通販で購入しました。
一言でいうと、病院で色々な延命措置を受けずに、自宅や老人ホームなどで息を引き取る別れ方です。
多くの方々は自宅で息を引き取りたい、という希望はあるものの、現実的には圧倒的に病院で亡くなっているケースが多いと言われています。
死因に「老衰」という言葉が減っているのはそのためだそうです。
私の場合は祖父母4名全員が自宅で「老衰」で亡くなり、最後は昭和41年に母方の祖母が息を引き取る時に終始付き添いました。
実に穏やかな亡くなり方で、最後は私の母を含む娘3人が枕元で、民謡を一緒に歌いながら静かに息が途絶えて行きました。
そのシーンは今でもしっかりと脳裏に焼き付いています。
一方で最近の現実は、非常事態に救急車を呼んで病院に駆け付けた場合、まずは救命措置が図られ、次いで人工呼吸器や胃ろうなどの延命措置がとられて、管に繋がれながらそこそこ延命されて病院で亡くなるのが圧倒的に多いそうです。
特に認知症気味の方の場合、誤嚥による肺炎などに感染して胃ろうを施されることが多く、約30万人もの方がおられるとか。
一人当たりの年間の胃ろうの治療費用は約5百万円と言われていますから、これだけで1.5兆円もの医療費が費やされているそうです。
私は自分の去り方を家族とよく話し合いながら、延命措置だけは絶対にしないよう明言しますし、文書を残します。
自宅で息を引き取れるかどうかは、状況次第ですね。
by wasitaka
| 2014-04-08 19:02
| 日本のこと
|
Comments(2)
Commented
by
壽
at 2014-04-09 09:59
x
本日のテーマは考えたくない、でも避けられない辛いテーマです。私も頭上演習をして基本的考えは固まっているつもりですが、そのうちそのうちと引き伸ばし、筆が進んでいません。遠くないうちにと思ってはいます。
おばあさんの亡くなり際に歌った歌というのはどんな歌だったのでしょうか? 去りゆく人に捧げる民謡はそうはないように思いますが。
おばあさんの亡くなり際に歌った歌というのはどんな歌だったのでしょうか? 去りゆく人に捧げる民謡はそうはないように思いますが。
0
Commented
by
wasitaka at 2014-04-09 16:21
>壽さん、9月9日の入院以来、我が家では「死」はある意味で平然のテーマとなってしまいました。そういった点から、私が退院したら「平穏死」というのは酒の肴になり、その後は真面目なテ-マになることでしょう。
ところで祖母と一緒に歌った民謡は、祖母が好きだった「さんさ時雨」でした。
ところで祖母と一緒に歌った民謡は、祖母が好きだった「さんさ時雨」でした。