2013年 10月 16日
古川名物「みちのく煎餅」 |
私が生まれ育った町、古川には、私が小さいころからの名物が色々あります。
これまでも「磯納豆」という昆布の粘り気を活用した健康食品や、「パパ好み」というミックスナッツ、などを紹介してきました。
これらはマーケティングさえ上手く行けば、全国的なヒット商品になったのではないか、と思うと残念ですが、今でもローカル名物として根強く販売されています。
そしてこの「みちのく煎餅」も、八戸などの南部せんべいに引けを取らない商品なのですが、地道に販売されているのが実情です。
司馬さんの「街道をゆく」の仙台、石巻編によりますと、豊かな米作に恵まれた宮城の穀倉地帯は、江戸期の米による経済で安定してしまい、商品経済には結びつかず、非常に保守的な経済活動となってしまっている、との記述があり、納得しました。
米作経済が安定し過ぎていたために、せっかく開発された商品を全国的に売り込む必要性がなかったのでしょう。
しかしいずれにしても、私にとっては懐かしい、子供の頃からのお菓子で、日曜日にわざわざ古川から持って来てくれた、「三陸」の井上社長に感謝しながら、おやつで美味しくいただいています。
これまでも「磯納豆」という昆布の粘り気を活用した健康食品や、「パパ好み」というミックスナッツ、などを紹介してきました。
これらはマーケティングさえ上手く行けば、全国的なヒット商品になったのではないか、と思うと残念ですが、今でもローカル名物として根強く販売されています。
そしてこの「みちのく煎餅」も、八戸などの南部せんべいに引けを取らない商品なのですが、地道に販売されているのが実情です。
司馬さんの「街道をゆく」の仙台、石巻編によりますと、豊かな米作に恵まれた宮城の穀倉地帯は、江戸期の米による経済で安定してしまい、商品経済には結びつかず、非常に保守的な経済活動となってしまっている、との記述があり、納得しました。
米作経済が安定し過ぎていたために、せっかく開発された商品を全国的に売り込む必要性がなかったのでしょう。
しかしいずれにしても、私にとっては懐かしい、子供の頃からのお菓子で、日曜日にわざわざ古川から持って来てくれた、「三陸」の井上社長に感謝しながら、おやつで美味しくいただいています。
by wasitaka
| 2013-10-16 12:06
| 日食べ物
|
Comments(2)
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by
壽
at 2013-10-16 15:06
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宮城県北部の穀倉地帯は本当に見事なものですね。仙台赴任時代にときどき涌谷、登米方面に出かけましたが、”米”の字が付いた地名が沢山ありますね。登米の他に米谷、米山、米川などがあり、米どころなんだなと分かります。
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wasitaka at 2013-10-19 06:52
>我が郷土ながら、大崎平野は米どころで豊かな地域だ、と思っていましたが、その反面、山形の紅花や果物、福島の果物など、商品経済への展開を必要としない、米頼り経済に閉塞していることを再認識しました。
これは大崎地域だけでは無く、宮城全般、すなわち伊達家の経済政策ですから、宮城県人はおっとりしてしまったのでしょう。
これは大崎地域だけでは無く、宮城全般、すなわち伊達家の経済政策ですから、宮城県人はおっとりしてしまったのでしょう。