2010年 05月 31日
ロシアのツンドラ地帯 |

行き先は今回で5度目となる、セルビアはベオグラードです。
飛行機は新潟市の上空から日本海に入り、ハバロフスクロシアに入りました。
航路のほぼ中間地点に差し掛かると、窓から見えたのがこの景色で、夏になっても大地の凍てついたままの永久凍土、ツンドラでしょう。
この光景を見ながら思い出しのは、オランダ、韓国、中国以外と鎖国していた江戸時代に、船頭の大黒屋光太夫が漂流してアリューシャン列島にたどり着き、9年後にサンクトペテルブルグまで行き、エカテリーナ2世に謁見して帰国を認められ、10年後に帰国するという史実で、井上靖の「おろしや国酔夢譚」で知りました。
当時、防寒対策も不十分な状態でシベリアからサンクトペテルブルグまで往復したというのは、たった数時間でその上空を越えてしまう現代では、全く想像を絶する壮絶な旅だったことでしょう。
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by wasitaka
| 2010-05-31 17:22
| 外国のこと
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