2012年 07月 30日
ボランティア省エネ診断 |

公共施設であり、管理者も省エネ意識を持って運営していることから、全般的には良い管理状況でした。
しかし若干の問題点はあります。
まずはこの部屋の周囲に取り付けられている白熱電球で、60Wが14灯ありますから840Wにも達します。
これはLEDに置き換えた方が電力消費の削減だけでなく、エアコンの消費電力の削減に繋がるのです。
白熱電球の場合、光に変換されるのは消費電力の2%だけで、98%は熱になりますから、この暑い夏に800Wのヒーターを使用しているのと同じことになっています。
LEDに置き換えると、消費電力が100Wに減少するだけでなく、ヒーター効果も10分の1程度になりますから節電効果は絶大です。
それと気になったのは総ての出入り口に取り付けられている避難口誘導灯で、これは24時間20W~40Wの電力を消費しています。
今は消費電力を10分の1に抑えた、LED高輝度誘導灯も市場に出ていますから、20年以上の使用で表面に茶色の熱変色が発生しているものを更新する良い機会でしょう。
その中でも一番効果が大きくてすぐに出来ることは、利用者の省エネ意識向上による室内等の消灯です。
例えばこの部屋の周囲の白熱電球などは、研修中に消しても全く問題ないと思います。
また昼間は窓側の照明を消すとか、部屋の明るさを考えて自主的に点灯する照明の数を減らすことです。
節電、省エネはわずかなことの積み重ねです、どうぞ皆様も積極的に参加して下さい。
なお今回のボランティア省エネ診断報告書は、翌日には作成してメールで送付し、本日説明してまいりました。
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by wasitaka
| 2012-07-30 16:07
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